この1,000円の差って何?!「そろばん」の選び方🧮その②
そろばん選びは使う本人が気に入っているかも大切
「そろばん」の選び方🧮その①の記事で
見え方や珠を弾いた感覚など全部含めて使う本人が気に入った方を選ぶのも
ひとつ大切なポイントだとお話ししました。
茶色の樺珠か、黄色の柘植珠か。
どちらの珠にするかは決めたけど、同じ珠でもお値段がちょっとずつ違うのはなんで?
と、気になりましたよね。
今回はその「お値段によって何が違うか」にフォーカスしていきます!
上達を目指すなら、プラスチック製の珠のそろばんは控えましょう
某通販サイトや100円ショップですぐに、安価に手に入るのが
プラスチック製のそろばん。
ワンタッチボタンがついたものもお手頃価格で手に入るので、お得じゃない?と
つい思ってしまうのかもしれません。
が、これは全くお得ではありません。
私もオンラインコースの体験時には「もしそろばんをお持ちでなければ100円ショップで買ってください」とお願いしております。
しかし、これはあくまで”体験用”です。
使っても初歩テキスト終了まで、級練習からは木製そろばんを推奨しております。
これはきちんと理由があって、保護者の方へお話しております。
すぐに壊れる、まではいかなくても
珠浮きや謎の動き、ご破算ボタンで払いきれないなど…。
木製のそろばんと違って使えば使うほど「あれ…?( ̄ー ̄)」ということが起こりやすいです。
本人達も、どれだけ気を付けても自分の実力以外のところで不思議なミスが出てしまうことに
当然ですが相当ストレスを感じるようです。
プラそろばんを悪く言いたいわけではなく、
「きちんと能力として習得したい」というのであれば少なくとも級位の練習からはおすすめはしません。
9,000円と10,000円、この差はなに?
5,000円台のそろばんもあれば
上は30,000円や50,000円、70,000円以上するそろばんが存在します。
和音そろばん教室では、雲州そろばん協業組合さんのそろばんをご用意しております。
私自身も生徒さんに正しくお勧めするためにも
雲州そろばん協業組合さんと、もう1社にお問い合わせをいたしました。
お忙しい中ご対応くださりありがとうございました!
みなさん予想されている通り、
お値段によって使われているパーツの材質が異なります。
高くなればなるほど、同じ柘植の木でもより良い質の物を使っているということですね。
では、おいくらの物からが珠と各部品全て木製なのか。
これは会社さんによって違いました。
1,000円の違いで梁も木なのかどうかが変わってきたりするので、なんとなくで選んでしまう前に知っておきたいところです。
確実に手に入れたい、ということであれば会社さんに事前に問い合わせてみたほうがいいですね。
和音そろばん教室では、
珠・枠・梁・桁すべてが木製のそろばんをおすすめしております。
こちらのページの「入会後にそろえていただきたい物」に記載している金額がその中で一番お安めなそろばんです。
あくまで強制ではなく、任意なので「メリットは分かったけど今回は見送り!」という方には無理強いしていませんのでね(^-^;
そろばんの部品の名前
それでは次のお話しにいく前に、簡単ではありますがそろばんの各部品のお名前を紹介します。
オール木製のメリットとは?
これだけ「木!木!木!」と言うのだから、
上達に向けて大切なこと、メリットはあるんでしょうね…?と思いますよね。
はい、あります!!!
このお話は職人さんから直接伺ったものになります。
木はプラスチックに比べて衝撃の吸収率が高い。
だから、珠はもちろん枠だけでなく梁も木で出来ていると両方向に弾いた時に
きちんと衝撃を吸収してくれるので跳ね返りが起こりにくい。
ということでした。納得。
跳ね返りとは「たす3」と一珠を3つ上にあげたのに力が強すぎたりして1つ以上の珠が下へ戻ってしまう事です。
これはですね…。つらいんですよ!!!
こういった現象を極力減らすことで
思いがけない誤答を生み出す可能性が低くなる。ということです。
もちろん「絶対なくなります!!」と断言することはできません。
前回の記事にも書いた通り
そのそろばんのクセをしっかり感じ取ってベストな力加減、姿勢を保っていきましょう!
これらのことが、あなたの相棒・そろばん選びを少しでもお手伝い出来ていれば嬉しいです✨
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お会いできることを楽しみにしております♪
和音子